キスに恋して…最終章

想い出の桜

先生と並んで公園内を歩くのは初めてだった


私はそのまま公園のベンチに向かった


外灯がベンチを照らし、あの桜にまで明かりが届いている


私がベンチに座ると先生も隣に座った


「どうした?」


先生が聞いてくる


それはそうだよね…


こんな寒い夜に人気のない公園に来るなんて


「ちょっと待っててくださいね」


私は1人であの桜の木の下へ歩いて行った






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