キスに恋して…最終章

俺でいいか?

待ち合わせの時間より少し早めに桜の木の下へ行った私


良平ったらもう来てるなんて


知り合ったばかりの頃


『俺、待つの嫌いだからな』


なんて言ってたのに


「良平、来てたの?」


「ああ…」


吸いかけのタバコを缶コーヒーの中に入れてゴミ箱へ


「メシ食おうか」


「うん」


良平の車ももう慣れた


私達はパスタ専門店に行き、スパゲッティを注文


クリスマスということで、店内はツリーやリースなどのアイテムで飾られている


スパゲッティを食べながら良平が話し始めた





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