キスに恋して…最終章
エピソード3

俺ん家来い!

玄関を入ると夕飯の匂いと共に、お兄ちゃんと美帆さんの弾む声が聞こえてきた


私はリビングへ向かった


「ただいま〜」


大きな声を出してリビングに入るとお兄ちゃんと美帆さんの姿が目に入った


「楓ちゃん!おかえりなさい」


お母さんとキッチンに立っている美帆さんが一番早く応えてくれた


「ただいま…美帆さん、おめでとうございます」


「ありがとう。楓ちゃん。よろしくね」


「こちらこそ…お願いします。こんなお兄ちゃんですが…(笑)」


「おい楓!こんなお兄ちゃんは余計だろ(笑)」


お兄ちゃんも美帆さんも、穏やかな笑顔で幸せそうだった





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