キスに恋して…最終章
コーヒーの香りが部屋中に漂う


俺は、コーヒーを入れたカップをテーブルに置いて、話し始めた


「お前は良平が好きだから、前の女に嫉妬したんだよな?」


「な、なんですか?急に…」


「また会う約束、したのか?」


「いえ…」


約束はしてないけど…


「その、良平ってどうしてお前に付き合おうって言わねえの?」


「知りませんよ…そんなこと…」


「好きなら告白するだろ?普通…」


そうしないと誰かに取られてしまうって不安になるんじゃないのか?


いや…逆に、自分に自信があるのか?





< 88 / 433 >

この作品をシェア

pagetop