【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
「いつも学校から帰ると作ってくれたんだ





その時から父さんと母さんは…





もうあたしに興味なんてなかったんだろうケド





でも…





アップルパイだけは作ってくれたんだ





その時だけ「あ。娘なんだな」って思えたんだ





でも、急に作ってくれなくなった





めちゃくちゃ寂しかったんだ…





それで…





先生の作ってくれたアップルパイが





母さんの作ってくれたアップルパイと似てる味がしたの





だから…嬉しくて」





あたしは静かに泣きつづけた





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