女子高生漫画家ノ恋愛



「鞠那ぁ、史奈ぁあ~」


パタパタ涙が落ちていく。


神戸 あやのの色紙の上に


アタシの書いた文字がアタシの涙によって滲んでいく。






「ほら、早くしなさいよ。アタシ達の後ろにもまだアンタのファンがいるんだから。」




嬉しい限りだ。



コンチクショー!



書き終わった色紙を鞠那に渡す。



「じゃあ、また学校でね。」




史奈達が手を振って行ってしまった。




< 80 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop