年の差の恋
「千佳子?聞いて欲しいの?」

「別にいいけど?何?」

「私、先生に告白したの。

そしたら先生に振られた。

先生には片思いをしてる

人がいて、その人から

返事を待っているんだって。」

私は答えられなかった。

だってその人って

私だと・・・言えない。

「千佳子聞いてる?

先生の彼女って酷くない。

片思いをしているのに

返事をしない相手って

見たいよね!!」

「そうだね・・・。」と

答えられないよ。

私は久美子すら騙している。

先生が好きな人って私なの。

そして私も先生が好きなの。

お互いの気持ちを

卒業するまで黙っていようと

決めていることすら

言えない。
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