確かで不確かな未来に。
不安。








その次の日。




俺は放課後、同じクラスの広瀬みのりに声を掛けられた。




「ねぇ、平井。ちょっといい?」




こっちこっち、と手招きする。




「こっちって…どこ行くんだよ!?」




「いいからついてきて。」




まったくわけが分からない。





気付かないうちに広瀬の気に障るようなことでもしたんだろうか?




それにしても心当たりが…




「…平井さ、」




突然、広瀬は立ち止まると、くるりと俺のほうへと向き直った。






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