幸福方程式。




『1人ずつ前へお進みください。』



その言葉を合図に、一人ひとりに花が1本ずつ配られた。



そして、順番にその花を持ってお棺のほうへと進んでいった。



俺の番が来た。



思わずしゃべり出していた。



「先生…ST、もうとっくに終わったよ。遅刻だよ?それにさ…進路相談…してくれるって、言ったよね?まだ俺先生に聞きたいことたくさん…」



そのとき、膝ががくん、となり、俺はその場に崩れ落ちた。




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