幸福方程式。
俺が話し終わると、先生は腕組みをして言った。
「ん――、そうか。懐かしいなぁ…。」
「え、何がですか??」
「いやさぁ、俺が高校生の頃悩んでたのと全く一緒だなぁと思って。」
「そうなんですか!?あ、じゃあ…質問したりしても…いいですかっ?」
「おぅ、いいぞ。」
先生のアドバイスは、同じことで悩んでただけあって的確で分かりやすかった。
俺は今まで疑問に思っていたことを次々と先生に聞いていった。