Rhein
Wunsch-1
この少女にとって、俺は教師でしかないのかもしれない。



それでも構わない。



「いけないことだって、わかってる」


それでも触れたい。



触れ方を間違えれば、簡単に向こう側へ行ってしまいそうな、危うげなこの少女に。



小さな顔を包み込んだこの手が、この少女を壊しはしないだろうか。





ああ



俺はこのこを道連れにするかもしれない。








俺は目を閉じた少女に歓喜し、


そっと唇を重ねた。






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