ユメクイ蟻
Ⅵラストマジック


それから1年後、

あたしは20歳になっていた。

専門学校を卒業して
あの美術館で受付をしていた。




絵は館長さんとの約束通り
何枚か描いていた。



何枚描いても

ケイさんと見たあの夕日
以上の絵は描けなかった。









ケイさんには
一度も会っていない。








正直、あの日のすべてが
夢だったのかもと思い始めてる。






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