君の笑顔の傍に居させて

「彼女……明るいのか?」


思わず出た俺の言葉に、『ん?』と言う感じで、俊夫は首を傾げた。


「ああ。友達が1人テンション高い子が居てさ……でも、負けずに明るいぞ。

 美雪ちゃんだけ、唯一、3つの部活に所属していて、全員と顔なじみなもんだから、ちょっとしたアイドル的存在なんだ」


俊夫のセリフを聞きながら、俺はあの淋しげな彼女の顔を思い出していた。



……本当に、同一人物なのか?



「でも」


不意に俊夫が思い出した様に言った。

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