君の笑顔の傍に居させて

「じゃぁ、彼女はいるんですか?」



ドキン



心臓が鳴る。

あの美雪と過ごした夏の日々が、走馬灯の様に一気に頭の中を駆け巡った。



いやいや、待て待て。
冷静になれ。

俺はまだ、美雪に返事は貰っていない。

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