君の笑顔の傍に居させて
≪運命の輪≫

大掃除も終わり、生徒達が帰宅し始めた頃。



「失礼します」

美雪が恐る恐るそう言って、職員室に入って来た。



俺は北野先生の真向かいの席に座っていた。

美雪はきっと気付いてるんだろうけど、俺を見ないようにして北野先生の前まで来て、頭を下げた。



「今日は遅刻して、すみませんでした」

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