謝罪人 Kyouko
恭子は、どんな急用なのかを木村の携帯へメールを送信した。

すると、すぐに木村から返信がきた。

『四角市の市長が決まった。島田ではない』
と、書かれてあった。

恭子は目を疑った。

四角市の市長が島田ではない。
どういうことなのか?
まさか、落選したのでは・・・。

どうして・・・?
恭子に疑問が生まれた。

恭子は、真実を確かめるため、急いで木村の元へ向かった。

恭子がいる駅ビルのカフェから、木村のオフィスは遠くはなかった。

恭子がカフェを出た時、町は夕暮れ時だった。
恭子は、人込みをかき分けるようにして走ってゆく。
















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