恋愛カクテル ―love drug/love trap
「・・・・・・!?・・・・・・」
静かだった。 上には、丸っこく優しくボンヤリと光る蛍光灯があった。
まばたきを数回する。
鼓動音は、聞こえなかったが心臓は、動いているみたいだった。 感じる。
体全体と顔や額には、汗をかいていた。
「・・・・・・!?・・・・・・」
生きていた。
そして静けさが怖かった。

私は、カウンターに座りカクテルを飲んでいた。
他にもお客さんが居た。 カウンター内にやや忙し気に動いている風のマスターがいた。
私には、そういう風に周りが見えていたし!?、耳には、ジャズも聴こえてきていた!?
安らいでいた、癒されていた、心地良かった!?

「はいっ、これが貴方にオススメのカクテル 『do'nt give up dream (夢をあきらめないで)』です。 どうぞ」
差し出された物は、何か格好のいい名前より、現実的で気に入ったのだった。
酔って!?いたのか、何気なく手に取り、グラス内のカクテルを左右から覗き見し、眺め、再確認したのだった。

「有難う、頂きます」
鼻で香りを味わう、舌で味を味わう、飲んでオリジナルカクテルを堪能する。「ウ〜ン、ワンダフル」
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