ロボットの見る夢
荒野にて
「新くん、そっちはどう?」

「異常なしだ。結恵、疲れないか?」

「大丈夫。もうすぐお昼だね。」

「昼になったら休憩しよう。

休み休みやった方が良い。」

俺たちは広い荒野に立っていた。

ただの荒野じゃない。

地雷の埋まった、危険な荒野。

ここで俺たちは

地雷除去の仕事をしている。
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