ロボットの見る夢
「母の日、おめでとー」

俺たちは実家に戻ってお祝いをした。

そして、母は真実を綴った本を出版すると

家族に告げた。

その原稿は、俺や結恵も書くことになった。

それで、俺は今までを振り返ってきたわけだ。

ものすごい人生・・・

いや、人じゃないから人生というのも変だが。

これからも、俺は身体が動かなくなるまで、

結恵と二人、荒野に生きる。

そこには家族の支えが必要不可欠。

俺は人間じゃないけれど、

こんな素敵な家族を持って、幸せだ。

日本の人々は、俺たちの思いを

受け止めてくれるんだろうか?

わからないけれど、

受け止めてもらえたらいいな。

そう思っている。

-END-
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