誓い。もう一度、大切な人を思って
淡い初恋



中学校、
彼らは同じ学校だった



有希は、不良少女だった

涼は、平凡な男の子だった



お互い知らないまま、

三年間を過ごした



―――――――………
――――――………



高校、
彼らは同じクラスになった



有希は、頭が良く、

クラスのみんなとは
特に関わりを持たなかった



涼は、幼稚な男の子から、
責任感のある美少年になっていて、

もちろん、
周りのみんなからチヤホヤされてた




―――――――………
――――――………



高三、彼らは付き合い始めた



涼は、有希の綺麗な瞳が好きだって、言った



有希は何も言わないで、その言葉に頷く。



ただただ、

毎日が幸せだった





ある日、


二人で学校を抜け出して、映画を見に行った




映画を見終わって、




「もし、オレが死んだら、
 ほかの人のお嫁さんになって、

 オレのこと、…忘れちゃう?」




涼は有希に聞いた




「そんなことない!
 絶対イヤ!

 涼が死んだら、

 私も死ぬ!」




涼はその言葉が嬉しくて、
強く有希を抱きしめた




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