吸血鬼達と戯れを
「さぁ?後でしっかり報告しとくか。で、どうする?時間的に此処で野宿しかないと思うが?」

今回の調査は何日か掛かる恐れがあるので、学園からテントセットが支給されていた。
肩にしょってるリュックがそうだ。

「念のため岩の影に張るか」

倉崎がテントを張ってる間に狩野は罠を張る。
寝てる間に襲われないようにだ。

このワイヤーに当たるとビリビリ!と来て気絶をする…と、言われている。
真実は試してみれば分かる事だ。

「さっきの吸血鬼は一体なんだったんだろうな?」
「なんか忠告みたいなのしてきたけど…」
「変わった奴も居るんだな」
「よし、完成だ」

三角形の二人が寝れるくらいのテントが完成した。
色は暗闇に馴染みやすい灰色だ。
黒にすると真っ暗闇だと見えないらしい。
< 25 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop