運命の人はお義兄様


「さっ。そろそろ練習しましょうか」

おば様が立ち上がった。

私たちはリビングの奥にある、真っ白なピアノに向かった。


「今日は私は弾かないから、あの曲聴かせてくれる?」
「はい。あれですね」


あの曲とは、おば様の従妹の娘さんが作った曲名のない曲


初めてバイオリンを弾いた時におば様が教えてくれた。

とっても大好きな曲なんです。

小さい時にこの曲を作った方の息子さんと一緒にセッションした事があった。


あれ以来私はバイオリンを上手になりたいと思うようになった。





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