完結詩ない物語

四季



春の空は
おしとやか


夏の空は
豪快で


秋の空は
はかなげ


冬の空は
寂しく
ちょっぴり恐ろしい


おんなじ空なのに
まったく違う空


私たちもおんなじだ


他人から見た
私の印象は
ひとりひとり違う


だから
誰かに合わせたり
しなくていいのだ


自分の好きな
自分でいよう


空も誰かから
好かれたくて
四季を創って
いるのではない


その証拠に
空は
皆から
好かれているのだから
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