愛しき悪魔

急な訪問














…―――――

―――――――…………










……忘れてた。










美流の隣で寝てたんだった。










……忘れてた。










だから思いっきり…










「いったぁぁぁ!!!」










寝返りうって上に乗っかってしまった。










ってかうるせぇ…。










「翼刺さってるし!どけて!!」




















本当に痛い…。










寝返りうたれて危ないと思った瞬間コレ。










すぐ退けてくれたけど…一言。










「うるせぇよ。喚くな、叫ぶな。おめぇよりかりぃっつーの!」










カッチーン!!!










「ほっといてよ、馬鹿!…んぅもう、最低!」










「はぁ、馬鹿に言われたくねぇよ馬鹿。最低なのはおめぇだ!」










目の前で火花。










「「あんた(お前)なんかと寝なきゃよかった!!」」










朝…といっても薄暗いこの地に明るい…ような声が響いた。










< 189 / 197 >

この作品をシェア

pagetop