ラプソディー
俺達は新入部員を増やす為の当初の目的を忘れ、いつもの日常に戻っていった。

「やっぱ戦隊ヒーローは神や」

フィギュアで遊ぶイズル。
何歳だよ…。

「いろは、勝手な事するなって言ってんだろが!」

「うっさいなー、柊のくせに」

雑誌を読みながら冬至に怒られていた。

「やはり、いろはさんにはセーラー服の方が似合いますね」

「あら、私は今の制服も似合うと思うわ」

後ろの席では、イエスと白樺さんが意味のわからないものに議論し

「怒った冬至君も素敵」

最上は、いつもと同じだ。

「…って、同じクラスなのかよ!?」

2年生は始まったばかりだ─────。






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