ビターに愛して シュガーな恋心
「どうする?」

「行きたい!」

勇人さんが満足そうに頷いた

「なら、このまま出かけよう」

「え?」

「今夜は二人きりで過ごそう、桃香」

勇人さんがあたしの耳元で、囁いた

「え…でも、貴美恵さんたちは…」

「放っておけ
俺に内緒で、こそこそするような奴らに知らせる義務はねえよ」

勇人さんは、さらっと言うと靴を履いた

「ほら、桃香」

勇人さんがあたしに手を差し伸べてくれる

あたしは勇人さんの手を握りしめた



ずっと…一緒に居たい

勇人さんの奥さんでいたい

勇人さんの傍で笑って居たいよ


勇人さん……ありがとう


すごく好きです
< 410 / 417 >

この作品をシェア

pagetop