繋いだ手を離さない~二章
近づく気持ち
今度はちゃんと診察券をもらい、靴を履いて外に出た


怜哉はずっと瑠衣の手を離さなかった


玄関前に2台の車が止まっていて千明と苦しそうな顔をした真弥が立っていた


怜哉は真弥を見て眉間にシワを寄せた


「真弥、どういう事だ!」


「瑠衣…ごめん」


「真弥!何故瑠衣が狙われる?青龍華神にいるから安心じゃないのか!!」


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