繋いだ手を離さない~二章
君を守るもの
「さあ、みんな待っている」


怜哉が瑠衣の手を握りながら部屋を出ようとした


「待って、お兄ちゃんに渡さないと」


瑠衣はテーブルの上にあるテディベアを大事そうに抱きしめた


「瑠衣、行こう」


「うん」


怜哉は肩を抱いて部屋を出た
< 163 / 249 >

この作品をシェア

pagetop