19歳の花嫁


「あっ!お母さん!
ただいまぁ――」


「おかえりなさい。
お散歩は楽しかった?」


「うん!ね、おばあちゃん?」


「そうだね‥‥栞。」


「何か飲みます?」


「私、オレンジジュース!
おばあちゃんは?」


「麦茶にしようかね‥‥」


「あっ...お母さん!ちょっと来て」


「ん、なぁに?」


「あのね‥‥七歳のお祝いにおばあちゃんがお参りに連れて行ってくれる。って‥‥。」

「おまい‥‥り?」


「ね?おばあちゃん。」


「あぁ。
七歳のお祝いだ。
いいだろう?陽子さん。」


陽子とは私のお母さんの名前。


「えっ‥‥えぇ。
いい子にしてるのよ?栞。」


「うんッッ!」


私はオレンジジュースを飲みほした。

お母さんは水筒の用意をしている。

おばあちゃんも麦茶を飲み終えた。


「はい、こっちは栞。オレンジジュースね?
こっちはおばあちゃん。麦茶です。」


私はお母さんからもらった水筒を首にかけた。


「よしっ!
じゃあ、いってきまぁ――す!」


「いってらっしゃい!おばあちゃん、無理しないで下さいね?」


「あぁ‥‥大丈夫だよ。」


そうして私とおばあちゃんは手を繋ぎ、神社に向かった。
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