月下の舞

月桃宮の女主人―蓉蝉

今では、皇帝からの注文を受けて、皇帝御用達の甘味屋として近隣諸国に名を響かせている。

月桃宮の女主人‐蓉蝉(ようせん)は元は月宮国の貴族であった芦豊一族直系の長女…つまり超お嬢様なのだ。

なので、礼儀作法は勿論の事ながら完璧だし、その他まで実に幅広い知識を持っていて、それを見込んだ皇帝は、末の愛宮姫である第七ノ宮姫―絵璃香姫の教育係になって欲しいと蓉蝉に頼んだ。


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