流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「あぁ!そうだ、佐助!」

希美の言葉に、玲子はハッとなり、佐助の腕をつかんだ。

「佐助はどうやってこっちに来たの!?」

玲子に言われて、佐助は首を傾げた。

「どうやってって…言っただろ?信長についてきたんだって」

「そんな、ついてきただけでこっちに来れるわけじゃないでしょ?」

少し眉をよせていう玲子に、佐助は困ったような顔をする。

「そう言われてもな…本当についてきただけで…気づいたらその奇妙な建物の中にいたんだ」

言われて玲子は走り出した。

「あ、玲子!」

慌ててそのあとを追う幸村。
佐助もはっとなり、2人のあとを追った。

「…れいちゃんたち、どっかいっちゃった」

幸姫がそういうと、希美がそうだねぇ、と3人の走って行ったあとを見つめていた。

「こうき!」

亜姫が幸姫の傍に走り寄ってくる。

「あきちゃん。よかったね」

にこっと笑って幸姫が言うと、嬉しそうに亜姫が頷いた。

「うん!ありがとな」

幸姫はきょとんとした顔をする。

「なぁ、いっしょにごはんたべにいこうや」

亜姫に言われて、幸姫は大きく頷く。
が、すぐに玲子がたちがいないことを思い出して、うーん、と唸った。

「…まったく、玲子ってば変わんないんだから」

そういうと、希美が携帯を取り出してどこかへ電話をかけ始めた。何かを話したあと、ニコッと笑って2人の頭を優しく撫でる。

「玲子たち、すぐ戻ってくるって。だから、戻ってきたらみんなでご飯に行こっか」

希美の言葉に、2人は元気よく頷いた。
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