流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「なんで2人がいるの!?」

声のした方を見ると、そこにはスウェット姿の希美が困ったような表情でたっていた。

「…どうするべきかしら」

ため息をつきながら、3人を見やる。

「とりあえず…幸姫ちゃん。運動会が始まるから、皆のところに行くよ?」

希美が手を差し出してきたが、その手を取る気にはなれなかった。

「…ゆきむらもいっしょにいていい?」

ぎゅっと幸村に抱きつく。幸村と佐助も、にこにこと笑って希美を見てる。

「…うー……」

少し眉間にシワを寄せ、希美が頭を抱えていると、初老の優しそうな男性が近づいてきて声をかけてきた。

「希美先生。どうしたんですか?」

「園長先生…」

バツの悪そうな顔で、希美は小さく頭を下げた。

「おや、幸姫ちゃん。みんな向こうに集まっているのに、行かないのかな?」

にっこりと微笑む園長に、幸姫はお願いする。

「…あのね、れいちゃんおしごとでいないの。だから、ゆきむらといっしょがいいの」

幸姫の言葉に、園長が首をかしげていると、希美が園長に小さな声で何かを耳打ちした。
一瞬、目を大きく見開いたかと思うと、今度はじっと幸村を見つめてきた。

「…本当は、ご親族の方しか駄目なのですが、幸姫ちゃんもみんなご家族の方々こられているなか、一人だけでは寂しいでしょうから」

そう言って優しく微笑むと、どうぞ、と3人をグラウンドへと案内した。
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