H・O・L・D UP!
──う、嘘で言うつもりだったのに……本当に……──
「うちらと同じカバンだ」
昭と真輝がハモってそう言うと、男の人は見るからに真っ青になった。
「ご、ご冗談を」
そのセリフで、2人共、ハッ、と我に返る。
そして、真輝が言った。
「失礼ですけど、中の物、確かめさせて頂きます」
「えっ、ちょ、ちょっと、こ、困ります」
男の人は慌てて真輝が中を見るのを止めようとした。
が、昭にその行動を止められてしまう。