H・O・L・D UP!

「ふ~ん。『おじさん』、段々、私の事、分かってきたみたいじゃん……よしっ! じゃぁ、行こっか」

そう言って、真輝はリーダー格の男の車の後部座席へ乗った。

昭達も別の車に乗る。



「目隠しして、手は縛らせてもらうぞ」

車に乗ると、リーダー格の男が言った。



「えーっ! 目隠しして手を縛られたら、バーガー食べるの、大変じゃん! 目隠しは我慢するから、手は自由にさせてよぉ」

真輝、頬を膨らませ訴える。

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