月の雫 -君と歩む彼方への道-
この辺じゃ見たことのない髪の色、目の色。
――よそ者だな、こいつ。
「おまえ、いくつだ?
オレは15だ」
オレより少し上に思えた。
この大人びた顔立ちのせいかもしれない。
「……」
そいつはフードの下からぎらぎら光る目でオレをにらみつけた。
……何かにらまれるようなこと言ったか?オレ。
やがて、ほんのり色づいた薄い唇がわずかに開いて、かすれた声が漏れでた。
「ぼくの名はシルヴァイラ。
年は……わからない」
――よそ者だな、こいつ。
「おまえ、いくつだ?
オレは15だ」
オレより少し上に思えた。
この大人びた顔立ちのせいかもしれない。
「……」
そいつはフードの下からぎらぎら光る目でオレをにらみつけた。
……何かにらまれるようなこと言ったか?オレ。
やがて、ほんのり色づいた薄い唇がわずかに開いて、かすれた声が漏れでた。
「ぼくの名はシルヴァイラ。
年は……わからない」