月の雫 -君と歩む彼方への道-
死のイメージ?


何だそれ。



混乱して、もう一度聞こうとした、まさにそのとき。



地面に倒れ込んでいた怪物の3つの頭のうちの1つが、前触れなくぐいっと高く持ち上がり……

カッと口を開け、鋭い歯で突然シルヴァイラの背中に襲いかかった!



「あぁぁッ」


空気を切り裂く、細く鋭い悲鳴。



「くそっ」


シルヴァイラは衝撃で地面にくずおれ……


オレはとっさに無数の光の矢を力の限り放って。

最後のアタマ野郎を何とか地に沈めた。
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