月の雫 -君と歩む彼方への道-
ここにいるやつは、”魔道士になる”という将来への希望に燃えて、厳しい基準や試験を乗り越えて入ってきてるやつばっかりだ。

尊敬される”魔道士”になるための、狭き門。


その試験もすっ飛ばして、異例の中途入所のうえ、なんと第2階級。



あんな大してやる気もなさそうなヤツが。


”最初は乗り気じゃなかったが、何かにふと興味を持ったらしくてな”


そんなのであっさり入所するって……

そんなのって、アリ?




――ずいぶんじいさんの私情が入っているようだけど?
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