俺と姫
現実
「仁美、早く寝なさいよ」

「は~い」

「仁美、明日も絶対来るからな」

「ありがと。待ってる」

「じゃあ、あたしと陽向君、帰るね」

「うん。バイバイ」

「じゃあな」



「陽向君、ちょっと・・・・」

「はい」

「仁美のことなんだけど、単刀直入に言うね。仁美のお腹の中に赤ちゃんがいるんだって」

「えっ!」

「明日、仁美に言おうと思うの」

「俺が言います」

「本当に?ありがとう」

「お母さん、最終的に決めるのは仁美ですけど、子供を産ませてください!」

「そうね。あたしが決めることじゃないわ」

「すいません。こんなことになってしまって・・・・」

「陽向君、これからもよろしくね。」

「はい」
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