秘密のカンケイ
好きな人の部屋ってどうなってるんだろうっていう興味が胸の奥からフツフツと湧き出るように大きくなって、入ってみるとその人にピッタリの部屋で妙にソワソワして好きな人の部屋にいるってことが凄く嬉しかった。
でもあの時、体の関係を持つこと前提だったからそれの怖さもあった。いつなんだろうとか…
今のわたしは、全てを含んだあの時と同じ気持ち。
だから、わかった。
わたし、やっぱりハルが好き。
この2年間で変わらなかった想い。
その中で優斗も好きになった。
どちらがより好きなんて分からないけど、二人とも好き。
そして、ハルは2年間そう思ってたように信じられないって気持ちがある。
今も…
だってほら、いつか浮気するんじゃないかとか、嫌気がさしたらすぐに他の女と関係をもつんじゃないかとか、そんな不安がつきまとう。
好きなのに信じられない。
それが一番ツラい。
ハルが目の前にいて好きなのに好きでいてくれてるのにその手をとれないのは、不信感から。
もし優斗が手をさしのべてくれたら間違いなくわたしはその手をとる。
だって、優斗を信用してる。
これがわたしの気持ち。
ここにきてはっきりしたわたしの想い。