秘密のカンケイ
“ハルへ

今まで向き合わなくてごめんね。でも会えたこと良かったって思ってる。やっぱりわたしはハルが好き。でも信じることは出来ない。これが答え。
ハルはわたしの大切な人だよ。だって快斗先輩を忘れさせてくれて、愛してくれた人だから。だから、幸せになってください。でもまたどこかで偶然会っても無視してください。
もう一度最初からやり直そうよ。ハルとわたしは関係ない。会うこともない。話すこともない。知らない人。
わたしはわたしの人生を歩くから、ハルはハルの大切な人生をわたしではない大切な大切な人と歩いてください。
大好きでした
さくら”

涙が溢れて止まらない。

もう交わることはない。

本当に終わってしまった。

それを気づいてしまった。

もう…、さくらが戻ってくることはない。

こんな終わりを望んでいたわけじゃない。

こんな結末が良かったわけじゃない。

だけど、一度すれ違ってしまったらお互いがどんどんどんどん離れていって、気づいたときにはもう追い付けないほど遠くに行っていた。

それを今気がついた。

2年がかりで…

もう、さくらに追いつくことはない。

俺が出来ることはただ幸せを願うことだけ。

最後のさくらとの思い出を噛み締めながら、涙で今までの思い出を洗い流した。

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