ワインディング ライフ
絶句もできず、
声は震え、
混乱を極めていた。

思ってもいない言葉。
支配してたはずの
夫からのクーデター。
ショックは隠せなかった。

理由は彼女にはわからない。
人の気持ちを
考えたことがないのだから。

この日は私の29歳の誕生日。
この日から離婚戦争ともいうべき
醜い争いが始まるのであった。
私の運命の歯車が
カチッと音を立てて
回り始めたのであった。





< 2 / 14 >

この作品をシェア

pagetop