友のしるし。

ケーキ4つ

「はっ・・・はぁはぁ・・・」





優実は、人で混んだ商店街を走っていた。






人のヒソヒソ声が微かに聞こえた。






「ねえ・・・あの制服って紀楓学校の子・・・どうしてかしら?」







「ねえ。この前も同じ学校の子居たけど。」






優実は、そのヒソヒソ声を聞きながら速くない足を走らせた。






「はっ・・・はあぁ」





息切れだ。





苦しかった。





こんな事になったのは、ほんの5分か10分前ぐらい前の出来事からだった。
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