恋の行方

悲しい嘘・・・2

恭子があの日以来

俺の部屋に入ってきた。

「どうした?」

「祐輔って好きな人

いるの?」と聞いてきた。

「いるけど。どうして?」

「祐輔が私の事を

どう思っているのかと

聞きたかったんだ。

だって親達が籍を入れたら

私達兄妹になすでしょう。

だから・・・」と俺は

気づかなかった。

恭子が嘘をついて事を

見抜いていた。

けど俺は素直になれなかった。

「心配するな。お互いに

好きなやつはいるんだろう。

それでいいじゃないか。」と

嘘をついた。

恭子と俺はお互い嘘をついた
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