最低な俺だけど…。
俺が黙ってきいていると、


『別れたりするのは、簡単な事ではない。でも、きっと今の君たちには必要な事なんだよ。』


優しい口調のまま、店主は話す。



『俺も薄々そうしなきゃいけない事は、わかってます。』


俺がこたえると、



『なら、追いかけなさい。今なら、まだ間に合う。そこで、ちゃんと話をつけておいで。この店は、ずっとここにあるから。』


店主に言われ、俺も店を飛び出した。





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