最低な俺だけど…。
『…………。』


渡井は黙っている。



『別れよう…俺たち。お互いに考える時間を作ろ?友達になろ?』


俺は続けて、そう言った。











渡井はしばらく黙っていたが、


『うん…。そうしよう。』


ポツリと言った。



『ごめんな……。』


俺が謝ると、



『もう謝らないで…。友達でしょ?』


渡井は言って、少し寂しそうにニコっと笑った。





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