HEROは俺様
連れてこられた場所はちょっと高いビルだった。
「こっちついてきて。」
・・・・・・・・・・。
「ちょっと待ってて。」
あ、、、
どっか行っちゃった、、、
「ごめんね。
ついて来て。」
…。
「今から君はモデルになる。
だからスタイリストいるから色々やってもらって。」
ニコッっとしてどっか行ってしまった。
「魅音ちゃんこっち来てー。」
「あっ、はい」
・・・・・・・・・??
これが私…??
生まれ変わったみたい…
大きなリボンがついた薄ピンクキャミソールに
ちょっとフリフリなミニスカート
落ち着いた黄色のパーカーに
黒のニーハイソックスにちょっと高めのヒールのパンプス。
すべてが私じゃないみたい...。
「あっ、終わったね。
じゃぁスタジオ行くから来て。」
「はいっ。」
「今日はショップの宣伝ポスターの撮影だから。
デート風な感じで撮るらしいから頑張ってね。」
「はい、、、」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はーい!
じゃぁ魅音チャンと優人は入ってー!」
「はいっ・・・・。」
「緊張しなくて平気だから行くよっ。」
「えっ、あ、はい、、、」
てかこの人あのめっちゃ有名な上園優人じゃん!?
今まで気づかなかった私って…馬鹿っ、、、??