【完】イケメン生徒会長は俺様!?
そう思った俺は、美綺の部屋へ行った。



コンコンッ



美綺の部屋の扉をノックした。



「はーい。どうぞ」



美綺の声が聞こえてきた


「美綺、入るぞ?」



俺は一言だけ言うと、部屋の中に入った。



「あれ?流二、どうしたの?」



美綺はベッドに座って携帯をいじっていた。



「ん?ちょっと美綺に逢いたくなった」



「え?逢いたくなったって、さっきまでずっと一緒に居たじゃーん」



美綺はため息交じりでそう言った。



「いいんだよ。俺が一緒に居たいんだから」



「うん。あたしもだよ」


美綺はそう言うと、ニコッと笑って俺に抱き付いた。



俺は美綺の頭を撫でると、美綺をギュッと抱き締めた。



美綺は俺の胸に顔を埋めると、「流二……大好きだよ」と呟いた。



「俺も好きだよ。つーかべた惚れしてる」



「えっ////」



俺がそう言って顔を覗き込むと、美綺は顔が赤くなっていた。



「そ、そんな恥ずかしいこと言わないでよ////」


美綺はそう言うと、俺の胸を叩いた。



「美綺、顔赤いよ」



「うるさいっ。誰のせいよ////」



「誰って、俺?」



俺は美綺を離すと、顔を覗き込んでいつものニコニコスマイルで言った。


「……バカッ!!」



はっ?……バカッ?



「ふーん。俺にそういうこと言っていいと思ってんの?」



「……はい。ごめんなさいっ」



「素直でよろしい」



でも、こんな会話が俺にとっては一番好きなんだよな。



なんか、俺たちらしいじゃん?



「流二、これからもずっと一緒に居てくれる?」


「ふっ……当たり前だろ?俺から離れるなんて俺が許さねーよ」



「うん」



そして俺たちは、そっと唇を重ねた。



そして唇を離すと、俺はまた美綺をギュッと抱き締めた。



……もう二度と離さないって誓って。



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