【完】イケメン生徒会長は俺様!?
そして、やっと1‐C組の教室に着いた。



なんか緊張する…。



深呼吸して教室の扉を開けた。



ガラッ



扉を開けると、やはりみんなの視線はあたしに向けられた。



あたしは少し戸惑いながらも自分の席に着いた。


すると、前の席の子に話しかけられた。



「えっと…森村さんだよね?」



あたしはいきなりそう言われて、ちょっとびっくりした。



「あっ、はい…」



するとその子はあたしに笑顔を見せて言った。



「あたし塚原茉衣。よろしくね」



「あっ、森村美綺です。よろしくね」



あたしも少し緊張しながら笑顔で挨拶した。



「ねぇ、美綺って呼んでもいいかなぁ?」



茉衣ちゃんは首を傾げて言った。



「あっ、うん…」



あたしが頷くと、茉衣ちゃんは笑顔を見せて「あたしのことも茉衣って呼んで」と言った。



「うん。よろしくね」



こうして、あたしには高校に入って初めての友達が出来た。



そして後に…茉衣はあたしの親友になるのだった


< 4 / 698 >

この作品をシェア

pagetop