【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「ああ」



「これからも……いっぱい愛してる」



「俺も」



俺はニコッと笑うと、美綺の頭を優しく撫でた。



「流二…」



「ん?」



「久しぶりに、腕枕やって」



「え?」



「流二に腕枕されると気持ちいいんだもん。それに……よく眠れるし」



「ん。分かった」



「ありがとう」



そして俺たちは、ベッドに潜った。



俺は美綺を腕枕した。



「……気持ちいい」



美綺はほんとに気持ちよさそうだった。



美綺を腕枕するなんて、ほんとに久しぶりな気がする。



「ねー流二…」



「ん?」



俺は美綺に視線を向けた



「流二の腕枕って、ほんとに気持ちいいんだよ」



「え?」



「なんて言うのかな。この程よい筋肉付いてる感じが堪らなく好きなんだよね」



美綺はそう言うと、優しい笑顔を浮かべた。



「そっか」



「うん。すごく気持ちよくてグッスリ眠れるの」



美綺はニコッと微笑みそう言った。



「そっか」



「それに…」



「ん?」



「流二にギュッとしてもらうのにいい位置なの」



美綺は俺を見つめてそう言った。



「え?」



「やっぱり、好きな人には抱き締めてもらいたいもん」



美綺はそう言うと、俺にギュッと抱き付いた。



「バーカ。抱き締めて欲しいならいくらでも抱き締めてやるよ」



「うん」



俺はそう言って、そのまま美綺を抱き締めた。



「流二に抱き締められると…。なんか母親だってことを忘れちゃうなぁ」



美綺は俺の腕の中でそう言った。



「……俺もかな」



「え?」



「こうやって美綺と居ると、父親ってことを忘れる気がする」



「あたしは母親だけど、自分でもまだ母親って思えないかな」



「え?」



「流二と一緒に居る時だけ、恋する女の子に戻れるから」



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