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清瀬の、2月29日の思い出。

実は、祖父の命日です。
その数ヶ月前から、自宅で闘病生活を送ってました。
病院に入院する方法もあったと思うのですが、
自分で建てた家で最期を迎えたかったのかもしれません。
夜中に救急車が来て、家中バタバタして。
明け方、息を引き取ったそうです。
当時、小学生だった私は、そのバタバタを見てることしかできませんでした。

祖父は、すごく厳しい人でした。
人付き合いもよくなかったようで、
近所の人ともあまり付き合いがなかったようです。
自分の家系も好きではなかったようで、
家系図を、「こんなものいらない」と、
燃やしてしまうような人。
…孫が見たがってるんですけど。
でも、知識はあった人でした。
若い時に、いろいろな事をやっていたそうです。
私が、郷土史に興味持ったのも、
祖父が残してくれた数々の本がきっかけかもしれません。
妹たちは、「大きくて怖い」というイメージしか残ってないそうですが、
私は、いろいろな事を祖父から教わりました。
もう少しだけ、一緒にいたかったな、
今でもそう思います。
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